日本の気候とよく似たイタリアの気候
イタリアの気候は日本と良く似ていて、ミラノやローマなどの都市は東京や大阪などの日本の都市とあまり変わることがありません。
ただ、朝晩の気温の差が大きいことに注意しましょう。
地中海に面していますが、冬はそれなりにしっかりと寒く、雪が降ることがあります。
夏は日本のように湿気が多くなく、過ごしやすいでしょう。
夏の降水量が少ないという点は日本と異なっています。
年間の降水量は7月が最も少なく、10月から11月にかけてが最も多い季節になります。
春の3月から4月にかけては気候が不安定になる傾向があり、突然の雨や強風に見舞われることがあります。
服装は夏物と冬物の両方があった方がいいでしょう。
ローマは日中の気温が16度から20度前後ですが、夜の最低気温は5度程度です。
5月から6月にかけては、最高気温が25度を超える日が多くなってきます。
日差しは弱いですが、日光の照り返しが激しいため、サングラスや日焼け止めがあった方がいいでしょう。
日本の梅雨のような雨季はありません。6月でも夜は15度前後です。
早朝や日没度は多少肌寒さを感じます。
7月と8月は夏です。イタリアは石畳や石造りの建物が多いため、実際の気温より暑さを感じます。8月前半の直射日光は肌が痛くなるほど強く、また脱水症状にも注意する必要があります。
9月から徐々に気温が下がってきます。朝晩は15度まで気温が下がることもあります。10月に入ると夕方には冷え込みますので、長そでの上着があった方がいいでしょう。
10月下旬から雨の日が多くなります。11月は年間を通して最も雨が多く振ります。
気温もぐっと冷え込みます。
平均気温はローマが最低8度、最高17度、ミラノは最低3度で最高10度ですから、東京の1月とほぼ変わりません。
12月の中旬から真冬になります。この時期はセーターやコートが欠かせません。
ミラノでは日中の平均気温が5度にまで下がります。1月から2月が年間で最も寒い時期です。いわゆる小春日和の日もあり、こういったときには日差しがまぶしく感じられるほどです。
2月の初旬までは寒さが厳しいというのが通常で、下旬になると徐々に春の兆しが感じられるようになります。
イタリアでは2月の晴天率が高いため、この時期にヨーロッパ全土からスキーヤーが集まってきます。