日本と同じく南北に長いイタリア
イタリアは日本と同様、南北に細長い国で、気候も温暖で四季の区別がはっきりしており、その点で日本と良く似ています。
イタリアの首都のローマは日本の東京の気温とほぼ同じです。
ヨーロッパ全体がそうですが、イタリアも緯度が高いため、サマータイムがあり、夜の8時半くらいまで明るいです。
サマータイムは3月最終日曜日から10月最終日曜日まで1時間早くなる制度です。
イタリアの気候の特徴として、気温が温暖で、冬もそれほど寒くないということが挙げられます。
そのため、年中観光シーズンと言われています。
湿度が少ないので夏場の昼間でも建物などの日陰に入ると涼しく、夜は逆に肌寒く感じることもあるほどです。
そのため、夜間の寒さ対策として夏でも長袖の上着などを用意しておくといいでしょう。
日本の梅雨にあたるレイニーシーズンはなく、年間を通して過ごしやすい国です。
イタリアは海だけでなく山岳地帯にも魅力がある国ですが、山々では地域によって高度差が大きく、その分気温の変化も大きいので注意しましょう。
四季を楽しむイタリア
イタリア人も日本人同様、四季の変化を楽しむ文化があります。
それぞれの季節に特徴があります。春は日本と同じく花の開花する季節で、多くの花が各地で咲きます。
桜の木も多くあり、美しい風景を楽しむことができます。
春からすでにフェスタを行い、新しい季節の訪れを祝います。海水浴は5月後半から楽しめます。夏になると、日差しが強くなります。
この点も日本ととても良く似ています。昼間に街に出かけるときは、サングラスをしたり帽子をかぶったりした方がいいでしょう。
UV対策も必要です。
日本と比較して8月のバカンスシーンでも気候が安定しています。そのため各国からの観光客が増えます。
秋は味覚の季節です。イタリアは農業国でもあり、収穫を祝うフェスタが開催されます。
日中は過ごしやすく、10月でも南部では海水浴ができますが、朝晩は冷え込むことが多くなります。寒さ対策をしておきましょう。
冬になると、イタリアでも雪が降ります。北部は寒さが厳しく、また中部や南部でも雪が降るときがあります。
シチリアでも雪が降ることがあります。日没が早くなるので、観光客が減る傾向があり、美術館をゆっくりを鑑賞したいときには、逆にねらい目かもしれません。