シンプルな味付けの仔牛料理
イタリアのオススメの食べ物で有名なものは、高級食材である白トリュフやパスタ、ピザなどがあります。
しかし、イタリアは食材の味を上手に引き出すことをモットーとしているので、日本料理と似た雰囲気があります。
あまりソースや味付けをゴタゴタしたものにせず、シンプルに仕上げた料理がおいしいのです。それで、たいがいの料理は日本人の口に合います。
中でも、仔牛料理(Vitello)はあまり知られていませんが、とても美味で日本人の味覚にフィットします。仔牛の味はどちらかというと淡泊で、強い味付けを好む欧米人よりも日本人の好みに合うでしょう。
余計な味付けをせずに、肉のうまみを引き出すことをメインとしているので、こんなに仔牛っておいしいのか、と感じさせるような料理になっています。
それぞれの地方やレストランで、異なる味付けがありますが、どちらかというと北部の仔牛料理の方が、日本人向けの料理と言えるでしょう。
オリーブは必須!
そして、イタリアは自然の恵みが素晴らしいところです。野菜も最高ですが、おすすめはオリーブです。
トスカーナを中心にかなりのオリーブが収穫されていて、その質は世界でもトップレベルです。
田舎に行くとオリーブ摘みの体験ができますし、摘みたてのオリーブを楽しむこともできます。一番の楽しみ方は、その場で絞ってくれたオリーブオイルです。
そのまま味わってもいいですし、イタリアのおいしい味のあるパンに付けても最高です。搾りたてのオリーブオイルは、ここでしか楽しむことができませんので、ぜひともイタリア旅行をしたら行ってみたい体験ですね!
オリーブにもいろいろな種類があり、それぞれ油用にすると良いもの、酢漬けにしたら良いもの、そのまま食べるとおいしいものなどがあります。
種類ごとに食べ比べをしてみたり、料理の中でどのように使い分けされているかなどを見てみるのも楽しいですよ。現地でオリーブを食べてくるのはもちろんのこと、お土産としてもいいですし、酢漬けなどの保存食を買って持って帰ってくるのも良いでしょう。
あまりオリーブの香りや味が好きではないという人も、現地で食べるとまったく味が違うと感じる人もいますので、ぜひとも本場のオリーブを試してみるようにお勧めします。