今週末、イタリア中部のマルケ州マチェラータで、チェンバロ奏者Ottavio Dantoneと室内楽グループGiardino Armonicoを率いるGiovanni Antoniniによるデュオコンサートがあり、聴きに行ってきました。
オッターヴィオ・ダントーネはイタリアを代表するチェンバロ奏者・指揮者です。
チェンバロを勉強し始めたのも、彼と出会ったから、と言って言いすぎではなく、彼のヘンデルのチェンバロ組曲集が私の人生を変えた、私のマエストロ。
この日はバロック室内楽グループ、ジャルディーノ・アルモニコを率いる、リコーダー奏者ジョバンニ・アントニーニとのデュオ・コンサート。
同じチェンバロ奏者として、また自分のデュオグループを持つ私としては、お手本ともなる演奏家達。
コンサートがあった劇場はマルケ州マチェラータという、静かな佇まいを奥底に秘めながらも、大学の存在もあって、若者が多く文化的に勢いのある街です。
コンサートの合間に。マチェラータの食マイノリティー向けレストラン訪問
文化的な勢いは、そこに軒を連ねる店が新進気鋭のものが色々あり、内装も最先端のものをいっているところから見て取れます。
小規模かつ交通の便が便利とは言えない内陸にありながらこのような進んだ文化的精神にあふれるマチェラータ。
チェンバロとリコーダーのデュオコンサートは、イタリアではかなり少ない、ニッチなコンサートなのですが、イタリアでも有名な美しさを誇るLauro Rossi劇場は8割型埋まっており、盛況でした。
また訪れたい素敵な小都市で、敬愛するマエストロのコンサートを聴くことが出来た素敵な週末を過ごすことが出来ました。