トレンティーノ・アルト・アディジェってご存知ですか?
イタリアとしてはあまり馴染みのない地域かとは思いますが、
イタリア最北端のトレンティーノ・アルトアディジェ州にあります。
この州はトレンティーノ県とアルトアディジェ県の二つの県によって構成されています。
ここは一帯が山岳地帯、ドロミテ山塊に囲まれており、その壮大な山々の景色は、カナダにも負けるとも劣らず、冬はスキーのメッカとなっています。
多数の湖を有しているため、夏はドイツやオランダ、イギリスから多くのウォータースポーツを楽しむ人々で賑っています。
この二つの県には違いもあります。
トレンティーノ県がイタリア語圏なのに対し、アルトアディジェ県はドイツ語圏だということ。
アルトアディジェは別名を南チロル地方といい、もともと文化的にオーストリア圏に入っており、県の8割はオーストリア系のドイツ語を母語とする住民によって構成されています。
アルトアディジェ県の県庁所在地ボルツァーノ市のみ、イタリア系住民が7割を占めています。
この複雑な歴史は第一次大戦後の領地協定によって取り決められ、イタリア系住民はムッソリーニ時代に、この地域の工業化政策に従って主にヴェネト州から移住してきた人々とその子孫たちなのです。
この地域の歴史的事情を脇に、特産の白ワインについて少しご紹介。
北イタリアの白ワイン
アルトアディジェは、イタリア国内高品質の白ワインの産地で有名で、毎年数多くの商を受賞しています。
しっかりした赤ワインが毎年イタリア内外のワイン・テイスティング品評会で最高評価を受賞している、サン・レオナルドワイナリー。
300年の伝統を誇る、特産白ワイン。ゲビュルツトラミネール
甘い花の香がいっぱいに広がるのに、すっきりとした辛口のワイン。
こんなワインを、こんな素敵な山小屋ロッジ風ホテルで頂くのが、この地域の満喫法の一つに違いありません!
http://www.sanluis-hotel.com/en