イタリアは食について割りと保守的な国です。
伝統の味と作り方を頑なに守る…それがイタリアの食のあり方の重要な点。
なぜなら、伝統という長い時の中で、一番いいものが残っているから改善する必要はない、というのが彼らの持論。
お菓子に関しても、イタリアはイタリアの伝統的地元のお菓子が、何処のお菓子屋さんに行ってもそろっています。
オリジナル菓子は作らないの?と尋ねると、
オリジナル菓子も作るけど、やっぱり売れないから、伝統的な品揃えに戻ってしまうとのこと。
そんな中、トレントの友人からの紹介で、なんと、イタリアの山奥でパリのお菓子屋さんをみつけました!
ここはファブリスさんという、パリ出身の菓子職人さんがしているお店。
味も品揃えも豊富でクリエイティブなお菓子屋さんです。
ここのマカロンは絶品。
マカロンとは、卵白ベースのやわらかなビスケットに、クリームをはさんだもの。
色とりどりのマカロンは、特注品や季節・時期限定品を時折織り交ぜながら、20種類近くのバラエティーにとんでいます。
今日バレンタインデーには、バレンタインデー限定の、薔薇とバニラとガロファノのクリームを挟んだマカロンがお目見え。
お気に入りのイチゴ味と、いちじくとレッドグレープフルーツの二味も追加して、Peccati di gola(欲望の罪)を犯しました(笑)。
イタリアのお菓子屋さんの名前は面白い
そう、このお菓子屋さんは、ペッカーティ・ディ・ゴーラ「欲望の罪」という名前なんです。
あまりの美味しさに我慢できず欲望の罪が増してしまう、というネーミングもなかなかお茶目でパリっぽいですね。
日本人だからか、食べ物に貪欲なことを罪と感じないのですが、本当にダイエットの敵ですね…。
イタリアの山間地にあるパリのお菓子屋さん。もやは私の生活に欠かせない存在です。
友人カップルと4人で、バレンタインデーの午後のティータイムを楽しませて頂きました。
トレントにあるフランス菓子店、ペッカーティ・ディ・ゴーラ